ペット葬儀
ペットブームが加速するにしたがって、その衣食住にからむ商品は驚くほど充実してきました。
ペットグッズ、アクセサリーなどは、世界的なトップブランドまで参入しています。
ペットを大切に思うため、いま健康、医療に関する情報が膨大なものとなりました。
そして、『 ペットの死 』 が真剣に考えられるようになってきています。
『 ペットロス 』 という言葉もあちこちで聞かれ、人間社会にも強い影響を及ぼしはじめています。
人間と同様、ペットの死後の世界も多くの人が注目しているのではないでしょうか。
犬は 『 死亡届 』 が必要
人間社会は法律によって、すべてのことがらが規制されています。
しかし「ペット社会」についてはまだ充分法整備がなされていないのが現状と言わざるを得ません。
その中で、よく知られている法律では 「 動物愛護法 (動物の愛護及び管理に関する法律) 」 や 「 狂犬病予防法 」 などがありますが、動物の死とその処理については、法律が熟成しておらず、遺体は一般廃棄物として扱われているのが実状です。
ペットの中で、犬については取得したとき、死亡したときにも市町村へ届出が義務付けられています。
これは 「 狂犬病予防法 」 により、伝染など人間への被害を防止するための措置で、ペットとして飼われている犬は 「 鑑札 」 を身体の一部に装着しておくよう指導されています。犬が死亡した場合、飼い主は市役所に死亡届を提出し、鑑札を返還します。
犬以外の動物については、役所に届け出の義務はありません。
役所とは別に、血統書のある場合は、登録団体にも連絡して所定の手続きを済ませておきましょう。
早い死後硬直に注意
ペットが亡くなり、その遺体に接することはあまりに生々しく、そして衝撃的です。
死。その瞬間から、生き物とは別の法則により、ペットの身体は支配され始めます。
人間も含め、いわゆる死体現象が起こるのです。
犬や猫の死後硬直は、われわれの予想より早く、手足から腹部、頭部といった順序で広がっていきます。
遺体を放置しておくと、前、後肢がつっぱったまま硬直してしまい、棺に収まらなくなる可能性があります。
ペットの死を確認したら、前、後肢を胸の方へやさしく折り曲げてあげてください。
まぶたや口を閉じ、尻尾も整えておきましょう。
身体を清めるには、お湯で湿らせた布などで、頭部、顔、そして全身をやさしく拭き、櫛で毛並みをそろえておいてください。死後は体温が下がるため、ノミやダニが出てくるかもしれません。また、遺体からは体液がにじみ出す場合がありますので、あらかじめ防水シートを敷いておき、口や肛門周辺をタオルやガーゼで拭き取ることも必要です。そのほか、腐敗を防ぐため腹部などに保冷剤を当て、防腐剤も処置しておけばよいでしょう。
遺体は、生前眠っていたときのように安らかな姿にしてあげてください。
せめて一夜は、見守ってあげたいものですが、それ以上の時間を過ごすことは、飼い主にとっても辛いものです。なごりは尽きないでしょうが、ペットの遺体をなるべく速やかにお別れをしてください。










